Home » すずかんQ&A » vol.03 経済問題


第3回は「経済問題」です。【2001年5月9日】


 
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みなさん、こんにちは。すずかんです。
すずかんQの第1回目、「東京にも残したい日本の懐かしい風景はなんでしょう」という質問をみなさんにさせていただきました。
このお題は、実はみんなすずかんが好きな光景なんです。『お花見』、『5月の鯉のぼり』・・・先日江東区の団地に行ったんですが、団地の棟と棟の間に鯉のぼりが30匹くらい泳いでいて、ああ、5月だ。いいなぁと思いました。そして、『市場で繰り広げられる威勢の良い光景』。僕は築地の市場に時々行っています。この間もご挨拶に行ったのですが、お寿司をご馳走になったりして(笑)やっぱりいいですね。威勢が良くて気持ちいい。
そして4つ目が、『毎日挨拶を交わす八百屋さんや魚屋さんのある商店街』ということで、すずかんも毎日色んな商店街にお邪魔していますが、商店の方々が僕の話を聞きに出てきてくださって、本当にうれしいですね。商店街はただ買い物をするところではなくて、人と人とが出会う暖かい交流の場所として本当に大切にしたいなと思います。
みんな残したいという解答が一番多いということで、みなさんも同じ思いを抱いていらっしゃるということがよくわかりました。

経済とか景気って、単に効率主義や合理主義では割り切れなくて、気持ちや気分が大切だと思います。桜が咲いたらうきうきして遊びに行きたくなったり、季節の移り変わりを感じたり、毎日挨拶を交わす安心感があるということは、実は経済と切り離せないことだと思います。その辺も大切にしていきたいですね。

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それでは、前回のお約束でもあります、すずかん経済対策のお話をしたいと思います。すずかんは、今までやってきた公共事業ばら撒きの経済対策は間違っているとずっと言ってきました。結局、経済の6割を占めるといわれる個人消費がこの10年間、特にこの5年間冷えてしまっている。みなさんの財布の紐がなかなか緩まない。経済が立ち直っていかない原因です。今までの景気対策は、どういう生き方をしたいかという個人の生活設計に関わる個人消費に目が向いていない。地方のコンクリート型公共投資ばかりです。

じゃあ、みなさんの個人消費を伸ばすにはどうしたらいいか。先ほども出た気持ちの問題。うきうきや安心をどうつくるか。みなさんが抱えているいろいろな不安を、一つ一つ取り除いていく。そういう安心のための政策が非常に重要になってきます。この間、すずかんQ2ではみなさんがどのような不安を感じられているかということを伺ってきました。

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不安の一つ目は雇用問題です。リストラ、失業は身に迫る問題です。雇用保険の給付期間を伸ばすとか、給付額を上げる。仮に職を失っても生活の安心を確保できる。次の就職機会への移行を支援する学習機会などが必要です。そのための雇用保険の充実を是非やっていくべきだと思います。2つ目は林勇次さんやブッチャーさんも指摘されている年金です。僕は37歳ですが、僕も年金がもらえるかどうかというと絶望的な思いがあります。年金ももっともっと充実させていくことが大事です。それから重永 邦博さんのご意見にある医療問題。病気になったときの医療費の不安。医療費の負担額もどんどん上がっていくのではないかという不安があります。

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生活不安はいろいろありますが、特に教育費の不安。もう大学の授業料は本当に高い。お父さん、お母さんは子供が中学生くらいになると、準備しなくてはならいない。大変な負担をしています。僕は、お父さん、お母さんに学費を払わせない施策をやっていきたいと思っています。教育費を負担しなくても良くなれば、丸々100万円くらい浮くわけですから。そうしたら何か新しいものを買ってみようとかなるわけですね。もう一つは育児です。仕事を持つ女性は仕事と育児を両立させたいけど、保育所も充実していないし、どうしたらよいのだろうという不安を抱えています。

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こういったことに、きちっとみなさま方の税金を使って、多くの生活者が抱えている不安を取り除く安心政策をやることによって、財布の紐がゆるむ素地ができるのかなと思っています。
それに加えて、買うものにしても、サービスにしても、うきうきわくわくするものがないんですね。わくわくするものやサービスを提供する新しい中小企業、ベンチャーを応援していくことも大切。ビジネスを提供する側も新しいことをやるために色んな事を勉強したり、生活者として感じたり、交流する。生活者も色々なことに関心をもったり、深めてみたりが必要です。そういった人々の交流や好奇心から、新しい需要、消費が生まれてきます。そういった広い意味の学習機会をもっともっと準備していかなくてはいけないと思います。

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構造改革も大切です。構造改革をやって、もっともっと自由に競争原理というものを経済活動の中に持ち込んでいかなくてはいけないと思います。これは自民党小泉新政権も、あるいは自由党も、民主党も言っていることです。ただ、そのときに民主党の違うところは、生活のセイフティネットをきちんと重視しようということです。何かに挑戦して失敗したとき、もう一回再挑戦可能な社会にしていこうという考えです。さらにすずかんは、それに加えてもう一つのことを強く主張したいと思います。

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それは、もちろん土俵の上では自由に競争するのですが、セイフティネットというのは失敗したり、競争に敗れた後のことなのですが、僕は競争に望む前のことをもう少し言いたいんです。
それは何かというと、全ての人は、土俵に上がる前に相撲部屋で稽古するわけですが、その相撲部屋には誰でもはいれて、だれでも稽古に励むことができるということが大事だと思うんです。ここは手厚く、競争の前段階と後段階で一人一人の能力開発のチャンスを、公が責任をもっていくということが、これからは大切だと思っています。

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今、中小企業が新しいことに挑戦しようとしても、色んなことを勉強して準備をしたり、コンサルテーションをうけたりという、挑戦の前提となる準備がなかなかできません。また社会人の方が、ある会社は事情があってリストラになり、その同じまま労働市場にでていくと、また負けてしまうわけです。そこでもう一度再起をかけて自分の能力に磨き直そうとする、そういう人たちにはやはり国なり公がきちっと応援をしてあげる必要があります。民主党がやっているセイフティネットに加えて、自由競争に臨む前後の学習支援、能力開発支援、ここは、すずかんとしては是非強調していきたいところなのです。老若男女、学びを応援する社会を作っていきたいという考えです。

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じゃあ、不安を解消するための安心政策も色々な学習機会支援もいいことだ。でもその財源はどうするのか?というのが、次のみなさんの心配だと思います。

これには実は答えがあります。今公共事業には10兆円(国の予算だけ)が使われています。かたや中小企業対策にわずか2000億円しか使われていません。50分の1です。あるいは、日本育英会に文部省が出しているお金は1400億円です。たとえば兆円の無駄な公共事業、特に地方で行われている無駄な公共事業を5000億でも減らすことができれば、財源はすぐ出来てくる。今やっている事業の1.5倍とか2倍とか3倍という予算をもって施策を充実させることができる。コンクリートに投資してきたものを人に投資することが大事なんです。

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国債というのは、60年もの長期国債だと、ちょうど17歳位の人が自分のために投資をすると考えると人生80年といわれますから、一生かかって自分に投資した借金を返していくとすると合理的な借金の考えです。コンクリートから人への投資と考えを変えていくべきではないかと思います。

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さらに都民、都会に住んでいる方は自分達のお金が巻き上げられて、地方のコンクリートに消えているんですね。そのことにもっと目を向けて欲しい。一人あたり100万円のお金を国庫に納めている。これは地方税(都税)は別です。東京の都市基盤整備、教育などに帰ってくるお金は5万円なんですよ。とすると納めたお金の95%、95万円が地方の豊かな自然をコンクリートにすることに消えている。4人家族だと年間380万円です。巻き上げられている税金を人のために取り返していく。21世紀の人々の安心を確保して、もっとすばらしい人生を送るためにみなさんの税金を使っていきたい。

前回も教育についてお話しましたが、これから21世紀型学習社会をつくっていきたいと考えているすずかんにとって、教育、学習についてみなさまのご意見をお待ちしております。今後教育についてはTHINK NETという電子会議室にてもっと詳しく議論を進めてみたいと思っています。
では、みなさん、またご意見をください。ありがとうございました。


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