Home » すずかんQ&A » vol.04 『小泉事件』について


第4回は「小泉事件」についてです。【2001年5月11日】


 
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小泉さんが総理大臣になって、どうですか?という質問を色んな方から受けます。率直に言って、僕は小泉さんになってよかったなと思っています、実は。
僕が今回の「小泉事件」をどういうふうに見ているかというと、これは自民党が勝ったのではなくて、小泉さんが勝ったんですね。自民党のまさにコアのところに、やはり古いタイプの政治を終わりにして新しいタイプの政治を作っていこうとう風が自民党の本丸にも吹き込んだということの現れだと思っています。だから21世紀、新しい世紀になって、いよいよ新しい政治を作っていこうという風が本格的に吹き始めたということですね。

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去年の6月の衆議院選挙で、東京都内では民主党が第一党になりました。去年あたりから東京では吹いていた風ですが、その風が秋田県の知事選挙など、全国に吹き始めたなと思っていました。いよいよ全国、特に自民党も含めた日本中に新しい政治の風が吹き始めたということなので、率直に良かったなと思っています。

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良かったなと思っていることの2つ目は「投票」ということが世の中を変えるんだということを、再確認できたことです。今多くの人は「選挙に行ってもしょうがない」「投票してもしょうがない」と思っている。今回まさしく投票によって風がカタチになったわけで、単なる風というものを、目に見える形にしていくのは、投票しかない。あたりまえといえば、あたりまえのことなんですが、それを再確認できたというのが良かった。

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3つ目は、僕と机をならべて「政策分析ネットワーク」を一緒にやっていた竹中平蔵さんが入閣をされたことです。今、日本全体が大変な危機ですから、自民党だ、民主党だというのは関係なく、彼のようなきちっともののわかった人が、そういう任務にあたるというのは良いことです。アメリカではあたりまえのことですが、大学と政治は、お互いに人が行き来して、より新しい時代を作っていくということが、日本でも行われたらいいなと思っていました。それで、僕も今回大学から政治の道にチャレンジし、そのことを竹中さんも、とても応援してくれていました。ミイラ取りがミイラになって、僕よりも竹中さんの方が先に永田町に入られたわけですが(笑)。そういうことで、これから、もっともっともののわかった人たちが日本の政治を担っていく、政策のプロの時代の幕開けでもあります。

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いろんな意味で今回の「小泉事件」によって、新しい政治の萌芽が出てきたというは、率直に良いことだと思っています。自民党だの、民主党だのということではなくて、誰がきちっとこの国のことを思い、きちっとしたビジョンを持って、そしてそれを形にしていくことができるのかということ。一人一人の独立した政治家がいて、その集団が結果として政党になるわけで、例えば自民党の構成をしている政治家が、私を含めて今回立候補の準備をしている人たちが、政治を志している人たちが、今まで何をしてきたか、これから何をしようとしているのか、果たしてそれができるのかということを一人一人、流されることなく有権者のみなさんがきちっと吟味をすることができる時代になったと信じています。

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多くの人が同じ心配を持っていますが、6月の都議選、7月の参院選で自民党から立候補の準備をしている方には、経世会系の方がたくさんいらっしゃいます。いわゆる公共投資ばら撒き型のというか。だから小泉ブームに流されてそうした仮面をかぶった人たちがまた延命をするということに結果なってしまったら、小泉さんが構造改革をやりたいと思っているにもかかわらず、構造改革を拒む、あるいはそのことにあまり熱心ではない議員の人たちの政治生命がさらに延びてしまうというと、日本としては残念なことになってしまいます。特に参議院というのは3年に1回、しかも半分の改選ですから、今回の7月の改選で、まさに古い政治家から新しい政治家への新旧交代というができないと、また参院改革、ひいては国会改革が3年延びてしまう。せっかく世紀が変って新しい政治をつくろうという大きな大きな風が吹いているのにもかかわらず、この7月小泉ブームに流されて古い体質が温存されるということになったら、せっかく吹いた風がまた止まってしまう。そのことをとても心配しています。

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最近色々な街頭、車からお話をさせてもらっていますが、高校生、大学生の若い人たちが向こうからどんどん手を振ってくれるんです。そのことはすごくうれしいです。今の子供たち、若い人たちは敏感で、すごく世の中のことが見えている。彼らの顔を見ていると、声援を貰えば貰うほど、是非そういう若い人たちに信頼される、新しい社会作りというのをきちっとやっていかなくてはと思います。すずかんは風がどうあれ、そうして若い人たちに、子供たちにきちっと顔向けのできるような世の中をつくっていく。小さいことから、一人一人の幸せづくりということを積み上げて、積み重ねていきたいなと思っています。


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