Home » すずかんQ&A » vol.08 「なぜ教育」&「小泉さんの本気」


第8回は「なぜ今教育」&「小泉さんの本気」です。【2001年6月7日】


 
今回は、前回掲載の事務所向かいのカフェからのお話の続きと、事務所に戻ってからどうしても追加したかったコメントをお届けします。


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構造改革の議論にもつながります、ご質問の中にもありましたが、私が霞ヶ関の利権構造に憤懣を抱いて、霞ヶ関を脱藩したというのはわかった。しかし、なぜ、いきなり教育なんだ?という質問がありました。非常に鋭いご質問です。逆に言うと私は昨年の秋まで、2年前に一旦霞ヶ関を離れたわけですが、本当はアカデミズムとかNPOということを続けていきながら、日本の新しい社会、まさにボランタリーな世界、ボランタリーな分野を変えていきたいと思い、そのことに着手いたしました。そのための色んなNPO活動、NPOの立ち上げなどもしてきました。その私が、なぜ非常に古典的な世界、政治の世界を志したかというと、やはり新しい自発する社会を作るためにも、古い利権、古い既得権、古い政治、社会構造を一掃しない限り、新しいものが芽生えていく、育っていく余地はないなと思ったわけです。

Win(asf)
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すくなくともこの10年間くらいは、特にそうした古いものをどうやって一掃していくかということをやっていかなくてはならない。しかし、古いものを一掃していくときに、この国はいまや民主主義の国ですから、それを流血革命によって一掃することはできない。そのものを一掃するためには、過半数の方々がやっぱり「一掃しよう」と思っていただかなくちゃいけない。そしてそのことを意思表明して、行動して頂かなくてはいけない。過半数以上の人たちに。その人たちに古いものを一掃して、新しい自発する社会を作っていこうということを、強制するのではなくて、強要するのではなくて、本当にそうだなと思っていただかなくてはいけない。そのためにはやっぱり、教育というものを、急がば回れかもしれませんが、きちっとやっていくことが、実は着実な改革につながるんだ。ということで、私は古いものを一掃するためにも教育というお話をしているわけです。

Win(asf)
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コメントは以上なんですが、クエスチョンを変えたいと思います。今まで「不安や問題」についてみなさんにご投稿をお願いしてきました。この問題は今度は先ほど申し上げた会議室の方で、新しい日本人づくりの会議室、2番目の日本の安心の会議室、3つ目の構造改革の会議室で引き続き議論をしていきたいと思います。次なる私からみなさんへのご質問、問いは、「みなさんの夢はなんでしょうか?」あるいは「みなさんの日本に託す夢はなんでしょうか」ということで、夢あるいは希望というテーマでみなさんからご意見を頂きたいと思います。
これは竹井さんから「日本は今、幸せの方程式がなくなってしまった。個々人の幸せというのは個人の問題かもしれませんが、やはり社会が幸せづくりのインフラというものを作らなくてはいけないんじゃないか」というご意見を頂きました。私もまさに政治あるいは教育というものが、幸せをみんなが探していく、幸せをつくっていくアリーナだと思っています。一種のインフラですね。そういうものを提供していくのが、これからの政治の仕事だと思います。そういう意味で、そうした夢づくり、希望づくりということをやっていくために、みなさんから希望についてご意見をいただければありがたいなと思っています。

Win(asf)
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先ほどの追加です。小泉政権が誕生して1月がたとうとしておりますが、僕も最初は半信半疑で改革論議を見守って参りました。でもこれは、本当に本物だというのを確信しております。その理由は、道路特定財源の見直しを、あんなにも早く掲げられたあたりから、これは本気かもしれないと思いだしました。道路特定財源というのは、いままでの自民党の利権の温床の構造の一番のミソのところですから、そこに手をつけるというのは、すごいなぁと思いましたね。そして僕が完全に確信したのは、議員の定数改正の問題です。たとえば今度の7月の参議院選挙、一票の格差が5対1、これは本当に民主主義の国として、あまりにも異常な事態ですけれども、その定数を是正して、一票の重さというものを平等にしていこうというのが定数是正です。その1対5というアンバランスが地方の有権者の方々の一票が都会の方々の5倍もあるという、この事実が今までの地方への利権誘導型、まさに自民党型の政治システムを支えてきたわけですから、自民党はそれに対して、いままで絶対にアンタッチャブルだったわけですね。その一番のところにメスをいれようということを、小泉さんは言いだしたわけです。本当に私が予言しましたように、彼は徳川慶喜です。古い自民党政治を本当に倒そうとしている、その本気さを私は確信しました。

Win(asf)
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こうなれば絶対にそのことを進めていただきたい。日本のために是非是非進めていただきたい。まず定数改正、道路特定財源この2つですね。ぜひともやっていただきたいと思いますが、やはり案の定、古い9割を占める自民党の議員からの猛反発がすでに起こっております。先週の日曜日のサンデープロジェクトを見ておりましたら、私の盟友であり、先輩でありました竹中平蔵さんがそうした改革案を自民党の守旧派の議員からたたかれておりましたけれども、本当にそうした小泉改革、あるいは竹中改革、是非日本として実現していかなくてはならない。そのためには一人一人の政治家を全部入れ替えていかなくてはならない。政党というのは、結果その一人一人の政治家の集まりが政党ですから、そのまさにネジレの構造、すべての方々は、小泉さんのようなリーダーの下で、民主党の若手のような改革派の議員、こういったカップリング、コラボレーションを望んでおられるんだと思います。で、そうしたことをどうしていくか。このネジレをどう解消していくのか。もちろん民主党の幹部もそうした本気の改革案を用意していて、定数改正、道路特定財源など完全に一致しているわけですね。そのネジレをどう解消していくか、複雑な問題を抱えております。

Win(asf)
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しかし、実はこれは複雑な問題ではなく、一人一人の政治家を新旧交代をしていくこと。利権擁護・利権温存派から真の改革派へ。といったところにどのように変えていくか。いま700名以上の国会議員がいます。参議院であれば250弱の国会議員がいます。その250のうちの過半数以上150人くらいが改革派になればいいわけです。しかしその改革派が今のところまだ少ない、過半数に達していない、そこが問題なわけですから、一人一人の議員を変えていくということによって、その後の新しい政界の再建ができると思います。そこに色んなグルーピング、政策ごとの合従連衡が起こっていくと思いますが、そうしたことのためにはやはり選挙でここを変えていくということが大事です。
あともう一つ私が様子をみているのは、経済構造改革、予算構造の改革、政治構造の改革については、小泉さん本気だとよく分かりました。あと僕が見定めつつあるのが、教育改革です。ここについてはまだメッセージがわかりません。そこについての議論は今後もう少し見守りながら考えていきたいと思っています。

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