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第10回 みなさまにお答えして・・・【2001年7月2日】


 
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本当に多くの方々から質問やご意見を頂いています。ありがとうございます。わたしはこういうインタラクティブにキャッチボールで色んな事を進めていきたいと思いますので、こういったご質問は大歓迎ですので、よろしくお願いします。ただ、こうしたホームページを通じてお答えをしていきたいと思いますので、そこはご了承いただきたいと思います。青梅の鈴木さんからは納税者番号制の導入、とくに税制の話、税金の話についてご質問を頂きました。あるいは消費税の徴収制度の話ということでご質問を頂きましたけれども、私は政治の根本というのはまさに税金、これはアメリカがイギリスから独立した時の故事を引かずしても明らかでありますが、昔、まさに税金というものが、いわゆる議会というものの基本でありましたから、税金の問題は私も非常に関心を持っております。で、納税者番号制については、私はこれは必要だと思っています。ただ、もちろんプライバシーの問題とかありますけれども、プライバシーの問題をたてに、必要な納税者番号制の導入がもう10年も15年も遅れている。やはりそのことが問題だと思います。基本的にこれは導入していかなくてはならないと思っています。

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それから、私が特に思いますのは、実質的な徴税率の差といいますか、そのことが非常に不公平だというのが問題だと思っています。昔は「とうごうさんぴん」10割、5割、3割、1割、あるいは「くろよん」9割、6割、4割なんてことが言われました。最近そういったことがあまり聞かれなくなったなと思いますが、この「とうごうさんぴん」とか「くろよん」というのは何のことかというと、サラリーマンの方は払わなければいけない税金の10割がきちっと税務署に捕捉されているということです。いわゆる自営の方が5割、農家の方が3割、そして非常に恥ずかしいことに政治家は払わなければいけない税金の一割しか捕捉をされていない。というようなことで、よく昔いわれておりました。しかし、その実態はいまだに変っていない。まさにサラリーマンは納めなければいけない税金の10割をきちっと納めているにも関わらず、それ以外の業態というのは、いわゆる今までの古い政治構造の中で、超然と不公平感が放置されている。これは大いに問題だと思っていました。このことにメスを入れていくためにも、今までの古い政治を一掃しなくてはいけないと、本当に強く思っています。

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それからもう一つ、政治的無関心の話があります。この前の東京都議会議員選挙は、投票率4割が5割になったということで、10%増えたということは、たいへんに政治的関心が高まってよかったのですが、しかし依然としてまだ5割の方は選挙に行っていない。そういう意味では政治への関心はまだまだ低いと言わなければならない。そこで私は昔から提案をさせていただいているのですが、サラリーマンは今源泉徴収になっていて、いくら税金を取られているかよくわからない、それを他の業種と同じように申告制にしていく。サラリーマンの申告制、いわゆる源泉徴収をやめて、サラリーマンも申告をするという制度にすべきではないか。そうしますと、毎年いくら税金を納めているか。私も2年前から申告納税をしているわけですが、やはり私のような者でも源泉徴収をされているときは、そういうリアリティがなかなか無かった。しかし、申告制度にすることによって、本当に税金をちゃんと使ってもらいたいという思いをサラリーマンの方も含めて全ての方に持っていただくということが政治への関心を高めていくことであります。非常に重要な方法でありますし、しかしそれが本来の筋だと思っていますので、しらない間に税金を取られるという源泉徴収制度を改めて、きちっと申告をしていく。でもこれは今までは徴税コストが大変だとかいうことで、源泉徴収が行われてきたわけですが、ここがまさにITの使いどころでありまして、ITを使っていけばそうしが徴税コストが非常に低く、自宅からでも色んな工夫をしていけば納税申告もできますし、そういう意味でIT社会になれば、そうした事務的な手続きのわずらわしさ、あるいはコストという問題も解決されますので、民主主義の本旨であります納税のあり方を見直していきたいと思います。

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そういう意味で消費税の徴収制度についてもどうかというご質問を受けていますけれども、要するに自分が今いくらの税金を納めているかということが、きちっとその都度、その都度わかる。それは所得税についてもそうですし、消費税についてもそうです。それから最近話題の道路特定財源についても、みなさま方はガソリンスタンドに入るたびに1リットルあたり53.8円の税金を納めていらっしゃるわけです。20リットルも入れれば千円を超える税金を納めているわけですから、そのことがわからないまま取られているということが問題なわけです。そういう意味でより明らかにしていく徴収制度あるいは納税額の告知ということをきちっと制度化していかなくてはいけないという考え方には賛成するところは大であります。そのことにITを使っていくということも私も今でいろんなことに携わって参りました。


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それから、青梅の鈴木さん以外ににも、大変多くの方々から大変素晴らしいご意見をいただいております。菊地敏夫さんからは、きちっと自分の分をわきまえて、まさに明治から始まった国民性にウンザリしたと。もっともっと自分の分をわきまえて生きていくべきだと、まったくその通りだと思います。そろそろキャッチアップ型にかわる日本のビジョンというものを作っていかなくてはいけない、それは一人一人がきちっと個性をいかしながら、あるいはお互いにそれを尊敬しながら形作っていく社会だと思っていますから、全くその通りだと思います。それから竹森さんからも、自分の適正を、まさに天分ですね、まさに分というものをどの方でも与えられているわけで、そのことを最大限に発揮しながらお互いに尊敬できる社会をということで、竹森さんのお考えを私も一生懸命実現していこうと思っています。それから吉井さんから哲学なき経済経営ということが問題だと、これもみなさんおんなじことを感じていらしゃるんだなということがわかりました。本当は経済という言葉は、経世済民といういい言葉だったわけですが、最近は経済というと単なるお金至上主義、モノ至上主義ということになってしまっている。これをもう一度、人は何のために生きるのか、社会とは何なのかということをもう一回見直していく。そしてそのことをきちっとふまえた政策運営、政治というものをつくっていきたいと思います。

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それから武田直子さんからは、誰もがやりたいことを、言いたいことを自由に、もっと自然に、心置きなく表現でき、行動できるまさにこのことが私も大変に大事だと思っています。もっともっと自由に、しかし責任ある自由というものですね。それから真田英彦さんから、単なる欧米の競争社会ではなく、聖徳太子の十七条憲法以来の「和」というものが非常に大事な日本のコンセプトであると。まさに共生、いろんな人たちがお互いにお互いを尊敬しながら共生し、そして頑張っていける、そんな国のありかた自体に対するご提言も頂きました。私もこうした「和」とか「共生」という、いままでの競争社会を乗り越えるパラダイムというのが実は日本をはじめとするアジアから出てくる、欧米ではない、というふうに思っていますから、このことも頑張っていきたいと思っています。

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それから大池さん、スポーツを中心とした地域の活性化、スポーツをエンジョイできる環境という話を頂きました。私がここ数年来、ラグビー全日本監督の平尾さんとスポーツコミュニティ機構というNPOをつくりました。それを作るために何年も前から色々準備をしてきたわけですが、その心もまさにスポーツを中心とした地域コミュニティをつくり、地域を活性化していく。そこに私が平尾さんの言葉に大変感銘したのは、平尾さんは「選手」という言葉は絶対に使わないんだそうです。スポーツをエンジョイする、プレーする、ようするに選ばれた人だけがスポーツをやるんではなくて、全ての人にスポーツを一緒に楽しんでもらう、そんなことをやりたいというお話を聞いて、そのスポーツコミュニティ機構というNPOをつくることを、私は決意いたしました。

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三好さんのhideの歌詞を引用していただいて、戦争の無い世界をつくろう、まさにこれも競争ではないんだ共生なんだ、ともにお互いの存在を尊敬していこうではないかという、まさに日本的というかアジア的で、いままでそれは曖昧といって批判されてきたわけですが、実はそこにもっともっと深い、そして21世紀を生きていく人類の知恵があるわけです。本当に私が思ってこころの中に色々感じていることを多くのみなさんが同じように感じていただいて、そしてそれぞれの方々の言葉で、私に形ある言葉で教えていただいたこと、大変にうれしく思っています。またみなさんからの、ご意見ご質問お待ちしています。どうもありがとうございました。


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