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 第156回 通常国会開会にあたって


いよいよ第156回国会が開催されました。ますます、政治の役割が高まるなか、国会に身を置くものとして、その責務の重さをずしりと感じながらのスタートです。安全保障問題は、国の専権事項ですし、日本経済も、今や、民間の自助努力や自己責任だけで再建することはもはや不可能な事態に陥っていますから、こうした緊急時こそ国の出番です。

イラク攻撃、北朝鮮問題、経済問題、いずれも細心の注意と熟慮に基づいた的確な判断を国が下していかなければなりませんが、こうした、重要課題を抱える国会にあって、与党においては、所属議員のほとんどが利権業界の代弁者で、こうした重要問題についての造詣と見識を持ち合わせた議員が少ないことに大いなる危惧を覚えます。そうした中で、今までにも、資源エネルギー庁において中東政策にかかわり、シドニー大学で国際平和維持活動関係の調査研究活動にも従事。さらに、15年間一貫して経済産業政策に携わり、産業の現場をくまなく回り、特に、情報化をはじめ経済産業構造のソフト化政策を長く担当するという貴重な経験を積ませていただき、さらに、学界にも転じ、国内外の幅広い有識者の方々とのご縁も数多くいただいてきた私が、危急存亡の国会にあって、そのご恩に報いるために何をなさねばならないか? 日々、自問をしながら、国会活動に精励していきたいと思っております。

現在の私の任務は、ムードや空気に流されがちな国会にあって、皆様から授けていただいた見識と人脈をフルに活用して、国運を左右する重要な判断を誤らないために、民主党、野党、政府、与党をはじめ、あらゆる関係者に対して、より正確な情報に基づく、より的確な見解を主張し・説得し続けることだと自覚しています。単なるパフォーマンスやプロパガンダは他人にまかせ、地道に、真剣に、迷走しがちな永田町の議論の質を高め、より正しい意思決定がなされるよう頑張っていきたいと思います。

昨年一年間は個人情報保護法案の欺瞞性を主張しつづけた結果、与党も悪法案を引っ込めました。今国会では、まともな議論が始まりそうです。当座の薄っぺらい評判を追い求める議員が依然として多い永田町ですが、私自身は、国家の存亡のときにあって、国家の命運を託されている国会議員の良心と良識を、孤高であっても、守りつづけていきたいと思います。歴史の評価に耐え得る仕事をしていきたいと思います。

また、党における任務としては、民主党副幹事長として、政権交代に向けたあらゆる裏方仕事を一生懸命やっていきたいと思いますし、毎週木曜日の夕方には、国民運動委員会副委員長として、新橋、新宿、渋谷などの都内各地で、皆様方に直接、様々な国会論戦の様子をお伝えし、我々の主張をお訴えさせていただきたいと存じますので、是非、近くをご通行の際は、足を止めていただければ幸いです。

150日間の長丁場です。健康に留意し、頑張りますので、よろしくお願いします。

2003年1月22日 
 (メルマガNO.20でも皆様にお届けいたしました) 


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