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第十六弾 富士山登頂♪

 

 「あの夏、何した?」

 こんなことを聞かれたら、皆さんどう答えます? そう、誰もが「あの夏はね~」と答えたい、なにかストーリーメーキングな、長島監督風に言うとメークドラマが欲しいところでしょ。そこでスーパー秘書、今年はそんな夏にしようと無理やり8月21日&22日を休みにして、富士山登頂に挑戦しました! 

 メンツはスーパー秘書こと石井登志郎選手を含め、全五名。そもそも、アメリカの大学院の同窓であるみとちゃんとむっちゃんとすっごく昔に話が盛り上がり、七月に久々にあった際、「ねー、あれどうなったのよ!」と突き上げられたのが話の発端。おんなっちゅうのは、昔の話をよく覚えているのでげっそりするものであります。ただし、本件に関してはこの突き上げが私の重い腰を動かしたという点から、まー評価できるところですね。で、この二人、ともに大学や高校で英語を教えながら大学院に通ういわゆる才女でありますので、夏休みは小学生並みに融通が利くのであります。そしてあとの二人は、すずかん事務所が誇るスーパーインターンくん二名、松本くんと土橋くんでありました。特に松本くんは、唯一の登頂経験者ということで心強く、また土橋くんは言うまでもなく、私の荷物持ちという事で参加してもらったわけでありました。(これが裏目に出るのであった・・・)

 で、集合は21日の午後2時、新宿駅西口の小田急百貨店前でした。車は、既に廃車となってしまった我が愛しのローレルちゃんの最後の大一番となり、けっこうぼろぼろだったために「おい、五合目って標高2000メートル以上だろ。止まっちゃうんじゃねーか?」なんていいながらえっこらえっこら向かいましたとさ。行きの車の中は、やれ3時間で登頂するだ、やれ俺様の名前を3776メートル地点にきざむだ、やれ下りはパラグライダーで降りるだ、やれ火口を掘って温泉当てるだ、好き勝手な強気モードに包まれ、まさに気分は野口健

 さて五合目に到着し、気分は高揚♪、おりゃ登るぞ!、その前にほうとう食べるべ!、てなワケで腹ごしらえをし、水やまんじゅうやようかんを買い揃え(用意して来いっちゅうの。。。)、いざ登頂開始! それはそれは、最初の一時間の調子のいいこと、なんのって! 私・スーパー秘書なんかずっと歌を歌いながら登ったものでした。「富士山、余裕、よぉゆぅうぅぅぅぅ!」なんて詩に即席で曲を付け、ルンルンルルルン気分で楽しい楽しいスタートでした。

楽しい時間は、長く続きません。それはまるで、恋愛のようです。そう、転機が訪れました。陽もすっかり落ち、七合目にさしかかろうかという頃から、けっこうえぐ目の岩場が連続。おぉぉぉ、、、まだかよ、ん?、そろそろ頂上か?、そんなわけねーよぉ、などと自問自答しながら、次第に薄くなる空気に息も荒くなり始め、自然と言葉数が少なくなります。「あぁ、何で富士山なんて登ったんだろう?、将来大金持ちと友達になって、ヘリをチャーターして頂上に降り立てば、いい話じゃないか。。。」などと考えはじめながらも、決して「やっぱ今から帰ろう!」なんて口が裂けても言えない状況。特に負けず嫌いのスーパー秘書は、弱った声で「う~ん、よ、余裕だよ。。。」と口走るのが精一杯。おまけに寒くなり始めるし、なんとなく頭は重くなり始めるし、その割には女性陣は元気だし、唯一の経験者である松本くんは一人でさくさく登りやがるし、げっそりそりそりです。

何とか、当初から目標にしていた8合目すぎの山小屋に着いたのは、夜の12時頃。ここまで、6時間近くかかったということになります。ここから頂上までは約2時間ということで、そんならちょっと仮眠を取りましょう、という話になり、その山小屋にステイすることに。でもねー、素泊まり5000円!、なのさ。それも、湿度90%くらいのセンベイふとんでよ。まーでも、こんなとこで寝かしてもらうんだから、仕方ねーべよ、あー、考える暇あったら寝たいぃ~、寝たいぃ~、ちゅうことで、即、爆睡♪ 起きた後に連れの諸君に聞いたところ、あのシチュエーションで爆睡かましたのは私だけだったとのこと。あとのみんなは、ほとんど寝なかったんだとよ。

ちょこっと寝た後、夜中の3時に再び頂上目指して登山開始! 元気よーく!、と言いたい所ですが薄い空気が脳みそに蔓延し、更に思考回路停止状態。寒いし暗いし先は見えないし、楽しくないことこの上ありません。ただ、ここまで来たらモノを考える必要はなく、無心で登り続けるのみであります。しかし、そんな前向きな気持ちに思いっきり水をさすのが、山小屋でまったりしたおかげで、すっかり高山病にかかった土橋くんでありました。まさに、5歩進んで10秒休み、また5歩進んで10秒休み、、、、、、、、、、みたいな状態になってしまいました。そう言えば、高山病は高血圧の人がなりやすい、つまりは太目の男性は要注意!、ということですが土橋くんはまんまとそれにはまったのでありました。

そんなこんなで苦しみながらも、めでたく午前5時前、登頂に至りました。そして、すばらしきご来光を拝むことが出来ました!!! ↓これ、私と御来光でございます。この日のためにゲットしたデジカメでカシャリ! スーパー秘書のナルシストぶりが如何なく発揮されてる一枚ですね♪(自分で言うなっちゅうの)

日の出をバックに!!

 登頂後は、まったりとその余韻に浸り、なんてことはありませんでした。みんな疲れ果て、さらに40分遅れで登頂したばっちり高山病の土橋くんが「あたま痛えっすよぉ~。早くおりましょーよぉ~。あぁ、いでーよー!、頭割れそーだよぉ! 死んじゃうよぉ~! ぎゃーーーー!!!」とうるさいので、さっさと下山の途へ。本当ならばさくさく3時間くらいで下りるところを、土橋様のおかげで、5時間もかかってしまいました。

 ということで、今年の夏の一大イベントは幕を閉じたのでありました。ん?、来年も行くかって? そりゃねーな。えぐかったもの。。。うー、情けねぇ。。


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