2-3 医師数をOECD水準まで上昇させる
I 医師を増やす必要性
地域医療システム再編の項で説明しているように、人材の配置を効率的に行うことで、医師不足をある程度改善することができます。しかし、それはあくまで対症療法にすぎません。日本の医療を根本から改善するためには、医師の絶対数を増やすことが必要です。
日本の高齢者率は、 21 %に達しています。高齢社会において、医療の必要性はますます高まっており、高齢者率の高い国々は、医師数が高い傾向にあるのが普通です。日本と高齢化率の近いドイツの医師数は、 1000 人あたり 3.4 人。一方、日本は 2.0 人です。このままでは、すべての高齢者に十分な医療を提供するのは極めて難しいでしょう。
II メディカルスクールの設立で、現場で戦える臨床医師を養成
ただ医師の数をいたずらに増加させるのでは、質の低下を招くうえ、現在の医学部教育をそのまま拡大することは極めて難しいでしょう。というのも、本来医学部は「医学」研究を行うところであり、臨床医師の養成を第一義的に行うところではないからです。医学部は医学研究の場とし、一方で、臨床医師の養成専門機関を設立し、そこで医師養成を行う必要があります。
すずきかんは、「メディカルスクール」の設立を推進します。すずきかんの考えるメディカルスクールは、以下のようなものです。
・病院に付属する形をとり、すぐれた現役臨床医のもとで訓練を受ける
・現在の医学部教育や医師国家試験でおろそかにされている、感染管理学、医薬に関する知識、患者の心理など、現場で役に立つ科目を必修とする
すずきかんは、医師数をOECD水準まで上昇させます。
・メディカルスクールを導入し、医師の数の確保を行うと共に、より現場で活躍できる臨床医師を育成します。
日本の医師数を OECD 平均並みにすると考えると、約 13.8 万人の増員が必要となります。「平成 17 年賃金構造基本統計調査報告」によると、医師の平均給与は賞与込みで年額 1046 万円です。これを増員すべき人数で単純にかけると、約 1 兆 4000 億円が必要となります。
これは確かに膨大な金額ですが、すずきかんの考える税金節約策によって対応できます。